大分県立入試の英語について過去問を参考にして、傾向分析・取り組むべき学習方法をお伝えしていきます。
大分県立入試【英語】過去5年間の出題内容

リスニング・短文読解・英作文・長文読解からなる一般的な構成です。
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | 2017年度 | |
大問1(10) | リスニング | リスニング | リスニング | リスニング | リスニング |
大問2(15) | 短文読解 | 短文読解 | 短文読解 | 短文読解 | 短文読解 |
大問3(15) | 英作文 | 英作文 | 英作文 | 英作文 | 英作文 |
大問4(10) | 長文読解 | 長文読解 | 長文読解 | 長文読解 | 長文読解 |
大問5(10) | 長文読解 | 長文読解 | 長文読解 | 長文読解 | 長文読解 |
過去5年間の平均点は、受験者平均点は29.74点でした。
- 令和3年度 25.8 点
- 令和2年度 34.9 点
- 平成31年度 31.0 点
- 平成30年度 26.9 点
- 平成29年度 30.1 点
【英語】大分県立入試の攻略方法
大分県立入試の英語は「英作文」が最も高難度です。
英作文の失点を最小限に抑えつつ、他の長文・短文問題をいかに正答率高く逃げ切るかが勝敗を決すると思われます。
大問1:リスニング
難易度 | やや簡単 |
---|---|
時間配分 | 12~13分 |
備考 | 英文は2回読まれる |
目安点数 | 80%以上 |
リスニングは記号問題のみで、内容も一般的なものばかりです。
A問題・B問題に分かれており、A問題はイラストの選択問題、B・C問題は英文の選択問題となっています。
特別な対策は必要ありませんが、注意すべきはB・C問題の選択肢に書かれている英文の和訳です。
時おり「it takes 時間 to~」や「現在完了形」など難しい英文が使われているからです。
大問2:短文読解
難易度 | やや簡単 |
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時間配分 | 8分以内 |
目安点数 | 80%以上 |
短文読解の傾向
- 英文の空所補充問題が多い
- 会話文形式の英文が中心
大きく2つの短文からなる大問です。
英文は対話文やスピーチ原稿など「会話文」形式で出題される場合がほとんどです。
また、全体を通して空所補充問題の割合が多いのも特徴です。
短文読解の対策
単語の穴埋めは、これまで日本語で書かれた資料を参考にして回答する簡単な問題でした。
ただし2021年度入試では資料が無くなり、「It is to不定詞」や「I’m sure (that)」などやや難易度高めの構文問題が出されています。
それでも選択肢が与えられていたため、文章を和訳できれば正答できるでしょう。
また、文章の穴埋めでは、空所周辺、もしくは選択肢の英文中に「but」「so」「for example」接続詞が潜んでいる場合がほとんどです。
冷静に空所前後を和訳して読解できれば問題ないと思われます。
大問3:英作文
難易度 | 難 |
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時間配分 | 7分以内 |
目安点数 | 70%以上 |
英作文の傾向
- 最も差が付くと思われる高難度問題
- 資料付き英作文・条件英作文
大きく「資料付き英作文」と「条件英作文」が出されます。
「資料付き英作文」では、イラスト・グラフなどの資料を元に、「条件英作文」では、条件の範囲内で作成しなければなりません。
記述すべき英作文も難しく、配点も高いため最も差がつきやすい大問だと思われます。
英作文の対策
自学での対策はほぼ不可能です。
英作文に特化した教材を用意し、学校や塾の先生に定期的に添削してもらいましょう。
イラストや資料など問題パターンも違うため、さまざまなタイプの英作文に慣れておく事が肝要です。
大問4・5:長文読解
難易度 | やや難 |
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時間配分 | それぞれ10分以内 |
目安点数 | 80%以上 |
長文読解の傾向
- 英文量が多く、速読力が必要
最後の大問4・5では長文が続けて2題出題されます。
記号問題が主体で、内容を読解できていれば難なく解ける設問ばかりです。
しかし、長文は400字程度のものが2つも出るほか、選択肢もほとんどが英語で書かれており、全て読み切るには膨大な時間がかかります。
長文読解の対策
言うまでもなく英文を読むスピードが求められます。
ただし、英文の内容自体は標準的で難解なものではありません。
問題も難しいものではありません。
ですので、普段から英語長文を音読する習慣を付け、返り読みや和訳の癖を無くしていきましょう。
大分県立入試【英語】に向けて絶対するべき2つのこと

- 英作文の定期的な添削
- 重要例文の暗記
- 速読力アップのための長文音読
大分県立入試で最も差がつくと思われるのが「英作文」です。
大問3だけでなく、随所に英作文を書く問題が散らばっており、英文を書く力が試されています。
英作文の添削が難しい環境であれば、英語の例文暗記を行って最低限の英作文力をつけましょう。