太陽系の授業でおまけの様に出てくる「銀河」「銀河系」という用語。
重要語句で無いからか解説もサッと流されて、結局違いが分からずじまいになりますよね?
- 「銀河」「銀河系」「太陽系」の違いについてやさしく説明
- 解説は中学生向けの知識まで
- 高校入試に出る関連問題を用意
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【重要】銀河と銀河系のちがいは?|銀河系は銀河の1種類
まず「銀河」と「銀河系」のちがいを最初に知っておく必要があります。
- 無数の星が集まったカタマリを銀河
- 銀河は宇宙にたくさん存在しており、そのうちの1つが太陽のある銀河系(天の川銀河)
そもそも銀河とは「いろんな星の集合体」を言います。
宇宙にはたくさんの星があり、それらが1つのカタマリになっているものを銀河と言うのです。
どんなカタマリかと言うと、こんな形です↓

しかし銀河はなにも1つだけではありません。
宇宙にはアンドロメダ銀河やおたまじゃくし銀河など様々な銀河があります。
その中の1つが太陽系の含まれる銀河系なのです。
イメージするとこんな感じです。

銀河系と太陽系のちがいは?|銀河系>太陽系

では「銀河系」と「太陽系」のちがいはなんでしょうか。
- 太陽系は太陽を中心とした星のあつまり※地球含む
- 太陽系が属している天体の集団(銀河)を銀河系という
- つまり、太陽系は銀河系の一部である
太陽系とは
太陽系とは、太陽と太陽の周りを回っている惑星の集まりのことです。
太陽の周りには、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星がグルグルと回っています。
他にも小惑星や太陽系外縁天体など様々な天体が太陽の周りには集まっています。
このように、太陽を中心とした天体の集まりを太陽系と言います。
太陽系の位置
まず銀河系ですが、渦潮型&円盤状の形をしています。
そして太陽系は銀河系の中心から離れた位置に存在しています。

銀河系を真上から見た場合は、イマイチ位置関係が掴みづらいと思います。
ということで、銀河系をぶった切って真横から見てみましょう。

銀河・銀河系・太陽系の関連問題|高校入試対策
では、銀河・銀河系・太陽系に関する問題を確認していきましょう。
太陽系は恒星が集まった大きな集団に属しており、この集団はうずをまいた円盤状の形をしている。太陽系が属するこの惑星はなにか?
答え:銀河系
恒星が集まった大きな集団とは銀河のことですね。
太陽系が属する銀河なので答えは「銀河系」です。
図は銀河系のモデルである。図において太陽系が属しているのはどれか?

答え:イ
太陽系は銀河系の中心からは離れているが、完全に端には位置していない。
そのためウの手前にあるイが正解となる。
まとめ
銀河・銀河系・太陽系に関する簡単なお話でした。
- 銀河は星の集まりのこと
- 太陽系が含まれている銀河を銀河系という
- 太陽系は太陽を中心とした天体の集まりのこと
銀河・銀河系・太陽系は用語問題で出てくる場合がほとんどです。
しっかり違いを覚えておきましょうね!