公立高校入試

前橋高校の難易度を偏差値・ボーダー・学校順位でまとめてみた

前橋高校のアイキャッチ画像

前橋市内の最難関公立高校、前橋高校。

前橋市内だけでなく県内最難関の圧倒的進学校として君臨しています。

先生
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そこで今回はそんな前橋高校の難易度を具体的に検証していきたいと思います。

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前橋高校の偏差値

前橋高校の偏差値は72です。

群馬県内では、公立/私立合わせて堂々の1位、全国の公立高校順位をみても74位です。

偏差値高校名
72
69
  • 樹徳高等学校
68
  • 太田高等学校
  • 高崎女子高等学校
  • 前橋女子高等学校
69
  • 東京農業大学第二高等学校
  • 群馬工業高等専門学校

※「みんなの高校情報」より抜粋

群馬県は、全国的には珍しく公立高校ごとに男子校・女子校で分かれています。

前橋市内では、男子トップ層は前高、女子トップ層は前橋女子高校に進学する流れが出来上がっています。

ここから、前高の難易度をよりイメージしやすいようにお話していきましょう。

前橋高校のボーダーライン|必要な得点率とは?

群馬県の一般入試は前期選抜・後期選抜に分かれています。

前橋高校は前期選抜で募集定員の30%、後期選抜で募集定員の70%の比率で合格者数を調整しています。

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そこで今回は最も受験者が多い後期選抜について考えていきます。

前橋高校の後期選抜は、国数英が各150点・社理が各100点の合計650点の入試形式となっています。さらに調査書の108.33点も合計に加わってきます。

国語数学英語理科社会内申合計
配点150点150点150点100点100点108.33点758.33点

では、前橋高校の合格ボーダーラインはどのぐらいなのでしょうか?

傾斜配点の内容が不明確なので何とも言えませんが、調査書を抜きにした650点満点換算で、合格最低点は約530点以上だと言われています。

  • 530点以上〔得点率約82%以上〕
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しかし、前高は記述採点が厳しいことが予想されます。体感値よりも高い合格ラインを覚悟しておいた方が良いでしょう。

どちらにせよ非常に高い得点率が要求されるのは間違いありません。

前橋高校を目指すために必要な学校順位の目安

次に、前橋高校の難易度を「各中学校での目安順位」で説明していきます。

もちろん通っている中学校によって学業のレベルや基準が違うので、より正確な検証を行うため、今回は学校群を大きく3つに分けて考えます。

  1. 群馬大学共同教育学部附属中学校
  2. 前橋高校への進学者数が多い公立中学校(第五中・第一中・元総社中など)
  3. その他の公立中学校

本記事の内容はあくまで私個人の見解であり、必ずしも現実の数値と一致する訳では無いのでご留意ください。

前橋高校で圧倒的合格シェアを誇る附属中

群馬大附属中からは毎年約30~40名が前橋高校に進学すると言われています。

ちなみに、近い難易度の前橋女子高校への進学者数も同じく30~40名と言われています。

よって、前橋高校の志望目安は附属中で上位60番以内と推定できます。

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1学年の定員が135人なので、半数近くが前橋高校を目指せるラインにいる事が伺えます。

※もちろん上位の人が全員前橋高校を目指しているわけではありません。附属中からは県外の難関校に進学する人も一定数います。

前橋高校への進学者数が多い公立中学校

では、公立中学校ではどうでしょうか?

前橋高校への進学率の高い学校として以下の中学校がよく名前に挙げられます。

  • 第一中
  • 第五中
  • 元総社中

第一中・第五中・元総社中の3校はマンモス校ではありませんが、比較的前橋高校・前橋女子高校への進学率が高い事で知られています。

もちろん、他の公立中学校も年度によっては前橋高校・前橋女子高校へ多く進学しています。

話は戻りまして、各校の県高進学目安は下記の通りでしょう。

3年生生徒数前高進学目安
第一中学校138人上位14位(10%)
第五中学校125人上位13位(10%)
元総社中学校104人上位9位(9%)

各公立中学校で前橋高校を目指すための目安順位は?

では、公立中学校ではどうでしょうか?

前橋高校は全県一学区であり、どの地域からでも進学可能です。

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しかし基本的には前橋市内からの進学が大多数です。他地域にも高崎高校など進学校が充実しているからです。そのため前橋市に限定して考えていきます。

前橋高校の募集定員は280名。うち附属中の合格者を40名、第一・第五・元総社中からの合格者を40名、前橋市外からの進学を30名と仮定すると、一般入試の枠は残り170名程度です。

よって残り170名の枠に入るために目標とすべき中学順位についてお話していきます。

そう考えると、各学校の上位7%が前橋高校の合格目安だと思われます。

前橋市の公立中学校の3年生数、及びその内の上位7%にあたる人数データです。

3年生生徒数目安順位
桂萱中学校224人16位以内
富士見中学校199人14位以内
大胡中学校183人13位以内
第七中学校171人12位以内
木瀬中学校171人12位以内
第六中学校156人11位以内
東中学校148人10位以内
南橘中学校148人10位以内
みずき中学校123人9位以内
鎌倉中学校115人8位以内
荒砥中学校110人8位以内
明桜中学校109人8位以内
箱田中学校94人7位以内
第三中学校90人6位以内
粕川中学校77人5位以内
芳賀中学校68人5位以内
宮城中学校52人4位以内
南橘中学校みやま分校4人1位以内
合計2,242人159人

出典:ガッコム「前橋市の公立中学校一覧」2023年03月27日時点より抜粋。データは2023年度のもの

各中学校の上位7%をすべて足し合わせるとちょうど159名になります。

少なくとも、通っている公立中学校で上位5%であれば自信をもって志望して良いと思います!

まとめ

以上が前橋高校を目指す上での目安となる難易度のお話でした。

ポイント
  1. 前橋高校の偏差値は72で群馬県内でトップ
  2. 県立入試でのボーダーラインは80%ほどだが、体感値は更に高め
  3. 附属中は60番以内、公立中学校は上位7%が進学目安

最後までお読みいただきありがとうございました。